匣鉢(こうばち)Box-Sagger
匣鉢(こうばち)Box-Sagger
匣鉢(こうばち)とは
陶磁器を焼成する際に、素地を火炎その他から保護する為に用いられる耐火性の容器である。使用業種により、サヤ(さや)、焼成用治具等とよばれています。 弊社の取扱いしている匣鉢(こうばち)とは1,000℃以上の高温で使用される耐火物製(セラミックス)の容器です。リチウムイオン電池に使用されている正極材のような原料を焼成する際に使用される容器もあれば、セラミックタイル等成型体またはその他を焼成する際に用いられる載せ台等があります。 箱状や板状など、被焼成物の用途や使用方法によって製造可能です。 弊社では、ご使用条件に合わせ匣鉢の提案をさせて頂くことが可能です。
アルミナ匣鉢(こうばち)
アルミナ匣鉢(こうばち)
ヒートショックに強く、高い耐熱性及び被焼成物の浸食作用に対し抵抗性を持っているので、アルカリ成分の強い原料の焼成に使用されます。
(材質例)
材質 :Al²O³ 40% SiO₂ 60%
使用温度 :<1100℃
嵩比重 :2.2
気孔率 :21
熱膨張率 :3.0(×10⁻⁶/℃)
SiC匣鉢(こうばち)
SiC匣鉢(こうばち)
炭化珪素は地球上で3番目に硬い化合物です。熱伝導率が高く熱膨張率が低い為ヒートショックに高い耐性を持ち、酸化に強く、酸やアルカリにも優れた耐性を持ちます。
(材質例)
材質 :SiC 80%以上
使用温度 :1350℃
嵩比重 :3.0
気孔率 :<1%
熱膨張率 :1000℃ 5.0(×10⁻⁶/℃)
※その他の材質の匣鉢や板サヤに関しましても取扱いございます。
※お客様の使用条件に合わせた最適な配合を行っております。
- 詳しくはお問合せフォーム、またはお電話03-3618-1212(代表)よりお問合せ下さい。